篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

11月23日は新嘗祭(にいなめのまつり)でした。宮中では天皇陛下が新穀を天神地祇に奉り自らも食す祭が営まれます。収穫感謝祭です。この時季、京都を中心に社寺で(かつては民間でも)御火焚(おひたき)が行なわれ初冬の風物詩になっております。そのルーツが判らないでい  …記事を読む

女竹の選定の後、昨年の引き続き九十九里浜は釣ヶ崎にて石笛(いわぶえ)を探して磯乞食。数ミリから1センチ弱の孔あいた石のかけらを見つけます。これをうまい具合に口に当てて吹くとピーという高い音が鳴るのです。息遣いを変えると、篠笛と同じように音色の調整や若干の  …記事を読む

11月20日。桜を実家に預けて始発で関空へ! 毎年恒例、千葉県は阿波国、房総半島に参りました^_^九州では伐採後すぐの竹を選びますが、こちらでは、数年乾燥いただいた女竹を選んでおります^_^ 僕は香織さんの補助でほとんど眺めているだけ…良い竹が沢山ございました!  …記事を読む

11月18日の京都芸術センターでの講座「篠笛を知る」。ほんとうに沢山の皆さまにご来場いただきました。ありがとうございました!第一部は上記のような内容。当日の資料(PDF)→ こちら詳細をまとめた『日本の音 篠笛事始め』篠笛文化研究社も多くお求めいただくことができま  …記事を読む

竹の大会・熊本。とても良かったです。京都に戻ります。新幹線の電光掲示板みずほ さくらつばめとても美しい大和言葉です。昨日、篠笛の魅力を知ってもらう切っ掛けとしてドレミの笛や曲も必要では?という意見もいただきましたが、伝統的な曲の中に十分に魅力的なものがあ  …記事を読む

再び九州です。11月14日は「竹の大会」(全国竹産業連合会)の熊本大会! 路面電車で会場へ!復興中の熊本城。 第59回「全国竹の大会」熊本県大会 〜 がまだせ熊本!がまだせ竹業界!  くまモン登場! 夜は三次会終了…僕は大人なので12時ごろにホテルに戻りました!今回は  …記事を読む

11月7日は久保惣記念美術館(大阪府和泉市)特別展記念「日本の音・篠笛〜ほのかに聞こゆるもいとをかし」にて篠笛の演奏でした!多くの皆様にお越しいただくことができました^_^ 土佐派と住吉派の気品溢れる「やまと絵」の数々は必見!ご来場の皆さま、ありがとうございまし  …記事を読む

先日、歌舞伎を代表とする三味線音楽の篠笛について福原流の福原寛さんに色々とご教授いただきましたm(_ _)m。三味線音楽では歌・三味線の音程に合わせて様々に笛を持ち替えます。三味線と相性の良い唄用(邦楽調)。こちら全て煤竹です!圧巻!能管もございます。ありがとう  …記事を読む

毎年恒例の女竹の仕入れに参っております。香織さんが太さと長さを測って必要な節を選定し、僕がへっぴり腰で竹を切ります^_^ 数年寝かせて青みを抜いて後、こちらの竹が篠笛になります!写真は篠笛の材となる女竹。別名は河竹。水辺を好んで生えます。御所の清涼殿の向かっ  …記事を読む

昨年に引き続き今年もこの時季(11月2日)に、福沢諭吉先生ゆかりの中津(大分県)に参りました。中津祇園(七月に大坂のダンジリの系譜に連なる祇園車を曳く)のお二人と楽しい祭談義!神事と神賑は車の両輪!未来の祭を見据えて…とても深い話ができました!  …記事を読む

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