篠笛の古典曲は祭囃子。祭囃子は祭ごとに多様ですが比較的高音でピロピロとした指打ち音が特徴です。篠笛らしさ、を身に付けるためには祭囃子を吹くこと必須ですが、中々その機会に巡り合うことは難しいものです。
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なぜならば「祭囃子は誰のものか?」というのもことを考えると、「格好エエから」という理由で安易に吹くことははばかられるからです。祭囃子は、その祭の氏子・崇敬者のもの。

京都、大阪の篠笛教室では「阿波踊り」を、東京の篠笛教室では「阿波踊り」と「江戸囃子」を教えて欲しい、あるいは、教えるようになれば生徒さんが増えるのではというの助言を頂くことが多いのですが、上記のような理由で、現在のところ玲月流では、吹いたり教えたりすることができません。

「阿波踊り」も「江戸囃子」も、数ある祭囃子の中でも、私の琴線に触れる魅力的な旋律で、機会があれば吹いてみたいと思いますが…未だ、そのようなご縁に恵まれていないのです。

自身の演奏や教室の演目に採り入れるべく積極的に動けば、その機会を得ることは可能とは思いますが、そのようなアプローチは、以下のような私の祭囃子を演奏するにあたっての考え方に引っかかってしまいます。

「祭囃子は誰のものか?」という視点に立つと、その祭囃子を用いて、お金を稼がせていただくことになるのですから、可能な限り、私がその祭囃子を吹くことによって得られた成果やお金を、「地元」に還元する活動を続けなければならないと思っています。

玲月流の場合は、現在のところ「岸和田だんじり囃子」と「伊勢大神楽」がそれにあたります。それらの音曲を吹く時、教える時は、「自分が」ではなく「岸和田祭が」、「伊勢大神楽が」という思考に切り替わっています。そして未だ不十分ながら、何か恩返しができないか、貢献できることはないかということを考え続け、随時、実行に移しています。

以上、最近の「プラントハンター騒動(神戸クリスマスツリー・星の王子さま)」を見て、ふと思いました。

ましてや「岸和田だんじり囃子」や「伊勢大神楽」をコンテストの曲として扱うなど、私には中々思い付かない感覚です。

「江戸囃子」の分布やルーツなど、折を見て勉強したいと思います。「ドレミの笛」ではなく「古典調の篠笛」を吹いている「阿波踊り」の連があれば、是非ともお伺いしたいですm(_ _)m。