本日2月1日と4日のアンコール放送NHK・Eテレ「にっぽんの芸能〜多彩なる笛の世界」、私の案通りに解説テロップが表示されました。一安心です・・・
51128919_2044177225674678_4108035295482478592_o
ただ、何度もお伝えしておりますように、今回のテロップ内容にも間違いが含まれております。「ドレミの笛はうた用ではございません」さりながら、今回は、何とかこれで応急処置でございます。


ドレミの笛に関する論議の詳細は、篠笛フォーラムの記事をご覧ください→ https://shinobue2.wixsite.com/…/bai-yong-bang-le-diao-xiao-…

年末から「ドレミの笛は篠笛ではない」という方向で考えておりましたが、解釈の仕方によっては、具体的には近代以降の日本音楽史の文脈に乗せることで、「ドレミの笛も篠笛と言えなくはない」ような気もしてまいりましたが、まだ保留です。

いずれにしましても、ドレミの笛は無縁仏というか怨霊というか、変な時代に変なスペックで創造され、名前はバラバラ、僕には篠笛ではないと言われる始末で、なんか、可哀想な楽器です。

このまま名無しの権兵衛だと、必ずや我がにっぽん国に災いをもたらします。

そろそろドレミ笛に名前を付けないといけません。

「洋楽調(ドレミ)の篠笛」という名前が一番わかりやすいように思われますが、このアプローチだと、ドレミの笛は篠笛と呼べないという結論に達します。

詳しくは
→ https://shinobue2.wixsite.com/…/bai-yong-bang-le-diao-xiao-…

さてどうしたものか・・・

ー・ー・ー・ーー・ーー・ー

「ドレミの横笛」を辞書的に表記すると「西洋音楽および西洋音楽に基づいた現代音楽を吹奏するために西洋12平均律を用いて調律された竹製の横笛。見た目は日本の伝統的な民族楽器である篠笛を模す」となります。
 
これは果たして篠笛なのか?小学生に尋ねて見たい・・・
 
フルートは木管楽器に分類されます。というもの元々は木製だったからです。現在は金属が主流。ですから、フルートは材質に対しては寛容と言えます。

となると、「ドレミの横笛」は「篠笛」というよりも「昭和時代に日本人が作った竹製のフルート」という表現の方がしっくりきます。

それゆえ、僕は「ドレミの横笛」を「篠笛風洋楽調横笛(竹製フルート)」と表現してみました。

この解釈に異論を挟む余地はございません。

しかしながら、何とかして「ドレミの笛」を「日本の篠笛の仲間」に入れることはできないか知恵を絞っています。

これは、ドレミ奏者のためではなく、可哀想なドレミの笛という楽器のためでございますm(_ _)m