7月25日の午前は玉出の生根神社に参りました^_^ 平成24年に神社・氏子の皆さんの協力を得て取材をさせていただきましたm(_ _)m 元々は一張りの御迎提灯だったものが神賑化して、こんな立派なダイガク(台を舁く意か)となりました。
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上部は祇園祭も鉾車そのもの。かつての同様のダイガクは淀川河口域に近い大阪湾岸にあって、その伝承や形態から、京都の御霊会でカミ送りされた御霊が、こちらではカミ迎えされて産土神化したものと考えられます。かつてダイガクが出たほとんどの神社の御祭神が牛頭天王。

生根神社の御祭神は恵比寿神ですが、こちらは海の彼方というよりも淀川上流からやってきた神様だと解釈できます。それにしても迫力満点!

実は京都にも全く同じ構造の十二灯(じゅうにん)と呼ばれる御迎提灯が御霊系の神社の祭の宵宮に出てきます。

人形浄瑠璃や歌舞伎の「夏祭浪花鑑」では夏祭の演出で背景に登場。東京での公演の際は、ダイガクが出てきても馴染みがないので、確か江戸型山車の作り物が出ました。

御迎提灯の神賑化については拙著『日本の祭と神賑』創元社をご覧いただければ幸いですm(_ _)m

皆さま是非お参りください!