「竹取物語」の主人公・かぐや姫が生まれたのもこの女竹。
女竹は寒い地域を除いて全国的に見られる一般的な竹ですが、女竹を商業ベースで利用している地域は、九州の大分や熊本、そして関東の千葉などに限られます。
篠笛文化研究社では九州と千葉の竹の両方を利用していますが、今回は、いつもお世話になっている竹材屋さんにご挨拶のため、千葉は房総半島に行って参りました。
房総半島の南端に近付くと、川沿いを中心に竹が群衆しています!
女竹の別名は「川竹(かわたけ)」。川沿いを好んで生えるためです。
女竹の特徴は一節が長いことですが、それでも篠笛(六本調子~八本調子)になり得る長さのもの(長くても太すぎるとダメ)は一竿に一節か二節。
美しい青竹と黄色の皮(稈鞘 かんしょう)とのコントラストが美しいですね。
植物学的には正確ではなりませんが、成長しても皮が付いたままのものが「笹」、成長すると皮が落ちてしまうものが「竹」と分類されることがあります。
今回は成田まで飛行機。そこからレンタカーで移動いたしました。
緑が豊富で、成田の駅前から房総半島までコオロギをはじめ秋の虫の声でいっぱい。
京都で聞くそれの10倍の音量と言っても言い過ぎではございません。
二次林でしょうか?CTスキャンのように断面が確認できました・・・農学部卒ですが、この辺りの眼力が弱く申し訳ございません・・・
急ぎ足ですが、「成田山・新勝寺」「鹿島神宮」「香取神宮」「佐原」にも参りました。
↑成田さんの門前町
↑鹿島神宮の御手洗池
↑左・鹿島神宮の要石 右・香取神宮の要石
↑佐原囃子で有名な佐原の町並み
また、一日遅れでの到着となりましたが、上総一宮・玉前神社に関連する十二社の神輿が浜降りする釣ヶ崎のお旅所にも参りました。
浜に打ち上げられた「寄り物」の数々。これについては、また別記事で詳述いたします。
ウミガメも産卵に参るようです。
今回は香織さんと二人での移動。女竹に関しては彼女の方が判っているので助かりました。