篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

2018年06月

夏休みに篠笛こども教室を開催します!
お誘い合わせの上、是非ご参加ください!
京都こども教室
ちらしPDF→こちら

みやこ子ども土曜塾<
夏休み体験教室>
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篠笛(しのぶえ)を吹いてみよう!
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篠笛は日本に古くから伝わる横笛です。
わらべ歌・桜・祭囃子など
日本の伝統曲を吹くことができます。
透明で美しい音色と華やかな表現を
楽しみましょう!

主催 篠笛民俗文化研究会 後援 京都市

<開催日>
平成30年
7/27(金
  ① 10:00 - 11:30
  ② 13:00 - 14:30
7/28(土)
  ③ 10:00 - 11:30
  ④ 13:00 - 14:30

定員各時間10名 (希望日時をお選びください)

<参加費>
500円
(篠笛は無料で貸出いたします)
※希望者は購入可(練習用篠笛1500円)

<対   象>
小学3年生~中学生

<場所>
桜楓庵(おうふうあん)

〒606-8386京都市左京区新丸太町75-9篠笛文化研究社 内
京阪「三条」駅、東西線「三条京阪」駅 徒歩3分


<講師>
森田玲(もりたあきら)<篠笛奏者>、森田香織 

京都を拠点に活動する玲月流初代・篠笛奏者。
透明感のある笛の音色に定評がある。
文化庁芸術祭新人賞受賞。
京都市芸術文化特別奨励者。
京都大学農学部卒。
主著に『日本の音 篠笛事始め』『日本の祭と神賑』ほか   

<お申し込み・お問い合わせ>  
篠笛民俗文化研究会 
電話 075(708)2614 
E-mail info@shinobue.co.jp  

ちらしPDF→こちら

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長い時間をかけてお客さんも納得の上で竹の篠笛・プラスチック製の篠笛の価値(値段)が適正価格に落ち着いています。それをクラウドファンディングや助成金によって大幅に下げる、さらには無料配布などという行為は「職人潰し」に他なりません。

篠笛の職人は現在だけではなく、何百年、あるいは千年単位で我が国にとって必要。しかし、そこまで儲かるものではないので、基本的には個人か家族経営になります。切磋琢磨しながらある程度の人数の笛師が共存している状態が健全でしょう。

職人の立場としては、お客さんに納得いただいた上で(そうでないと売れないので当然ではあるが)1円でも高く売れる笛を作る。それが励みにもなるし良い材料の確保にも繋がります。

笛吹きの立場としては、自身の演奏活動に不可欠な笛師のためにも篠笛の価値を少しでも上げる方向で努力したい。

「無料」や「激安」がすべて美しい訳ではありません。

出資する側も、今一度、それが、その立案者のための単なる売名行為なのか、本当に、その業界や地域のためになるものなのか、考えて欲しい・・・

最近いくつかのクラウドファンディングの事例を見て感じます。

篠楽会 (2)
5月27日の京都・雲龍院「篠楽会」のご報告です。

<奉納演奏>

午後1時より本堂にて法要、奉納演奏。
ご住職の読誦、私が皆さんを代表してのご焼香の後、奉納演奏です。
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篠楽会 (12)
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門下生の皆さんは「桜」と「篠楽」。
私は「月」と「カミあそび」を奉納。
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風に流れるほのかなお香を感じながら心を静めての奉納演奏。
篠笛の音が堂宇に響き渡りました。

<発表会>
午後2時からは門下生による発表会。
大輪の間にてお庭を背景に演奏いたします。
お陰様で満員御礼!

今回で15回目の発表会。20名が順に日頃のお稽古の成果を発表します。
一週間ほど前から緊張して本番が心配という人も少なくなかったのですが(笑)、

今回は「一音でも自分の納得する音が出たら成功」と伝えました。

本番で一曲を通して隈なく満足のいく演奏をすることは私でも不可能です。

心を静めて一音、また次の一音と、良い音を練っていきます。

良い音が出た時は、お庭に響いた音も返ってきて、空間の広がりを感じさせます。

開始の合図として、桜の太鼓と香織さんの笛で寄席囃子(「篠楽」)。
今日は娘の桜(4歳)の初舞台でもあります。

一人目は桜の「七の音」!
篠楽会 (83)



皆さんの温かい雰囲気に見守られて、何とか初舞台をこなしました。
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それぞれ課題はありますが、皆さんよく吹けていたと思います。

大きな拍手をいただいた生徒さんもいました。


<演奏会>

午後3時半からは演奏会。

「序の笛」の道楽から「カミあそび」。
篠笛の話や祭の話を交えながらの演奏です。

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お客さまもノリの良い方が多く楽しく演奏を進めることができました。

今回は香織さんと「四方(よも)の景色」「岸和田祭だんじり囃子の笛」「蛍の舞」「秋の音」など篠笛の二重奏を沢山演奏しました。

篠笛は二管の音程と音色が揃うと、広がりが何倍にもまし、吹き手や利き手を篠笛の音が包み込みとても心地良い空間を生み出します。

後でお聞きしたのですが、我々が二重奏を吹いていた時に2匹の蝶々が我々の後ろを飛んでいたようです。

篠笛の古典曲は祭の笛

お客さんのリクエストで「伊勢大神楽」も演奏しました。

毎年、秋のお月見の会ではライトアップされたお庭での演奏をさせて頂いておりますが、
日中に空気感はまた違った趣きがあります。

途中、桜が演奏したいと言い出して、親子三人での初共演。
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最後は、清少納言の『枕草子』にある「笛は横笛・・・ほのかに聞こゆるもいとをかし」を演出するため、
笛の二重奏で退出しました。
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皆さんとともに、すばらしい時間を共有させていただきました。


市橋ご住職をはじめ雲龍院の皆さま、ご参拝のみなさま、お手伝いいただいた皆さま、ありがとうございましたm(_ _)m
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写真は山本恵美さんにお願いいたしましたm(_ _)m

<打ち上げ>

懇親会は角倉了以邸跡にある「がんこ高瀬川二条苑」。一人一人の講評を行ない「新人賞」「準大賞」「大賞」を発表!
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次の目標に向かってがんばりましょう!

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