7月14日(土)は恒例の岩戸山にて恒例の祇園祭・宵山「天岩戸のカミあそび」!40度に迫る暑さの中、今年も多くの皆さまにお集まりいただくことができました。

祭という特別な空間、曳山と提灯を背景とした歌舞音曲は、やはり独特の味わいでした。

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第一部<奏楽>

一、篠楽〔森田玲 作曲〕
二、粽売りの歌・四方の景色〔京のわらべ歌〕
三、馬鹿囃子〔伊勢大神楽〕
四、花舞扇〔森田玲 作曲〕
五、月に桜〔森田玲 作曲〕

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岩戸山の高橋会長のご挨拶
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私は厄除け粽と生粽のPR!
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第一部は篠笛の独奏、二重奏、太鼓とチャッパとのお囃子です。
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「月に桜」を演奏したのは五年ぶり!

私、日本一演奏の機会の少ない篠笛奏者のため、中々、笛の音をお聞きいただく機会もなく・・・「第一部」の動画(フルバージョン)を以下にアップいたしました。お時間ございましたら、是非、ご覧いただければと存じます。




第二部<歌舞音曲>

「天岩戸のカミあそび」国生み~天の岩戸開き

岩戸山の御神体であるアマテラスオオミカミ、イザナギノミコトに因み

観世流能楽師・林宗一郎さん、独楽太鼓奏者・植木陽史さん、そして、私、森田玲と森田香織の篠笛で、アメノウズメノミコトが舞う「天岩戸開き」を披露


歌舞 林宗一郎 作
音曲 森田玲 作

 舞 林宗一郎〔観世流 能楽師〕
篠笛 森田 玲〔玲月流初代 篠笛奏者〕
篠笛 森田香織〔玲月流 篠笛奏者〕
太鼓 植木陽史〔独楽代表 太鼓奏者〕

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導入はイザナキノミコト・イザナミノミコトの「国生み」。
「こおろこおろ」と鉾でかいてオノコロジマを生み、そこに天の御柱を立て、二神は柱を巡ります。
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あなにやしえおとこを

あなにやしえおとめを


おみなのまずいうはよからず


あなにやしえおとめを

あなにやしえおとこを


次に「天岩戸開き」に移ります。

まずは岩戸のそのはじめ
隠れしカミを出ださんとて

八百万のカミあそび
これぞ神楽のはじめなる


笹葉を採ってアメノウズメノミコトが登場。
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「カミあそび」の奏楽に乗って次第に神懸かりしてまいります。
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遂にアマテラスオオミカミの御生れが成って舞を納めます。

宗一郎さんは、これまでの「カミあそび」の中で最高の出来映えだとおっしゃっていました!来年は「面」を掛けての舞台となる予定です。岩戸山の歴史の1ページに関わることができ嬉しく存じますm(_ _)m
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今回は来年の神楽面の完成に向けて試験的に写真とビデオ撮影をお願いしました。写真はいつも素敵な写真を撮ってくださる山本恵美さん、動画は無理を言って祇園祭を見聞に来ていた神野知恵さん(国立民族学博物館研究員)にお願いいしましたm(_ _)m

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恩師の柴田昌三先生(京都大学農学研究科教授)が駆け付けてくださいました!竹のプロフェッショナルです!

京大入学(1回目)は北海道の演習林で、再入学時は研究室でお世話になりましたm(_ _)m


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我々の舞台の後はコンチキチンと祇園囃子が夜遅くまで鳴り響きました。

来年も7月14日の「カミあそび」よろしくお願い申し上げます。