篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

2018年08月

先日、第一回「玲月流 篠笛 映像化プロジェクト」会議を行ないました!全社員出席の元、伊勢大神楽の映像なども手がける映像案内人の方をご紹介いただき特別チームを結成!秘密会議の後、京都観光もしたいという声なき声を感じ北野天満宮の御手洗祭へ!篠笛文化研究社の篠笛研究の蓄積、玲月流の目指す清らかで透明な音色、カミあそびの緊張感を音と映像でお伝えすべく…有意義な顔合わせの一日となりましたm(_ _)m
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北野天満宮の北野七夕祭では、御手洗川での足付け神事の後、北野文化研究所のM先生に境内、御土居などをご案内いただきましたm(_ _)m。先日、
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弘道館での歌合せでご一緒させていただいた遠藤湖舟先生の写真空間「星河悠久」も開催中^_^。


本日結成の玲月流「篠笛」映像チームと共に夜の北野天満宮を堪能しました!

篠笛の古典曲は祭囃子。祭囃子は祭ごとに多様ですが比較的高音でピロピロとした指打ち音が特徴です。篠笛らしさ、を身に付けるためには祭囃子を吹くこと必須ですが、中々その機会に巡り合うことは難しいものです。
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なぜならば「祭囃子は誰のものか?」というのもことを考えると、「格好エエから」という理由で安易に吹くことははばかられるからです。祭囃子は、その祭の氏子・崇敬者のもの。

京都、大阪の篠笛教室では「阿波踊り」を、東京の篠笛教室では「阿波踊り」と「江戸囃子」を教えて欲しい、あるいは、教えるようになれば生徒さんが増えるのではというの助言を頂くことが多いのですが、上記のような理由で、現在のところ玲月流では、吹いたり教えたりすることができません。

「阿波踊り」も「江戸囃子」も、数ある祭囃子の中でも、私の琴線に触れる魅力的な旋律で、機会があれば吹いてみたいと思いますが…未だ、そのようなご縁に恵まれていないのです。

自身の演奏や教室の演目に採り入れるべく積極的に動けば、その機会を得ることは可能とは思いますが、そのようなアプローチは、以下のような私の祭囃子を演奏するにあたっての考え方に引っかかってしまいます。

「祭囃子は誰のものか?」という視点に立つと、その祭囃子を用いて、お金を稼がせていただくことになるのですから、可能な限り、私がその祭囃子を吹くことによって得られた成果やお金を、「地元」に還元する活動を続けなければならないと思っています。

玲月流の場合は、現在のところ「岸和田だんじり囃子」と「伊勢大神楽」がそれにあたります。それらの音曲を吹く時、教える時は、「自分が」ではなく「岸和田祭が」、「伊勢大神楽が」という思考に切り替わっています。そして未だ不十分ながら、何か恩返しができないか、貢献できることはないかということを考え続け、随時、実行に移しています。

以上、最近の「プラントハンター騒動(神戸クリスマスツリー・星の王子さま)」を見て、ふと思いました。

ましてや「岸和田だんじり囃子」や「伊勢大神楽」をコンテストの曲として扱うなど、私には中々思い付かない感覚です。

「江戸囃子」の分布やルーツなど、折を見て勉強したいと思います。「ドレミの笛」ではなく「古典調の篠笛」を吹いている「阿波踊り」の連があれば、是非ともお伺いしたいですm(_ _)m。

「日本人の忘れもの知恵会議」世界竹の日記念「竹に触れ、竹を知る」

9月17日(月・祝)13時半より
京都新聞文化ホールにて

竹三昧の一日です!

昨日(8月13日)の京都新聞に告知されております。
私、森田玲は篠笛の演奏を担当!
2018.18.12

★先日の告知では小学生・保護者の方が対象でしたが、
小学生以上でしたら、どなたでもご参加可能になったようです。

皆さま是非!

8月5日は、弘道館での講座・第2回「心で読み解く京の祭と神賑(かみにぎわい)」。今回は祭の核となるカミ様の道行きと神輿の発達史。少し篠笛も吹きました!20名を越える皆さまにお集まりいただき、とても有意義な会となりましたm(_ _)m。
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次回は10月「祭の春夏秋冬」詳細はこちら ↓ 皆さま是非!
http://shinobue.blog.jp/archives/9057882.html

祭ってなに?という基本中の基本を私もまだまだ理解できていません。以下、試論。

<祭とは>年に多くは一度、その土地の産土神が鎮まる神社を核として、氏地の環境・氏子の精神状態を、日常(ケ)とは異なる次元(ハレ)に移行させることによって、共同体の活力を更新するための「民俗知」。日常の行為を極端に様式化した「神事」と、極端にハメを外した「神賑行事」とで構成される。「祭」が有効に働くためには「神事」と「神賑行事」とのバランスのが大切。その土地の歴史、時間を越えた過去・現在・未来の氏子の連帯が喜びをもって認識される瞬間であり、現代社会では認識が難しくなっている人智を越えたカミ(自然の力・霊的な存在)を実感できる貴重な機会である。森田玲2018


 
  
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