これをうまい具合に口に当てて吹くとピーという高い音が鳴るのです。息遣いを変えると、篠笛と同じように音色の調整や若干の音階を奏でることができます。今年も見つかりました!良い音です。弥生、縄文、それ以前まで遡れる音風景かもしれません。天石笛!
石笛をゲットした九十九里浜の釣ヶ崎には上総国一宮・玉
日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.
11月18日の京都芸術センターでの講座「篠笛を知る」。ほんとうに沢山の皆さまにご来場いただきました。ありがとうございました!
第一部は上記のような内容。
当日の資料(PDF)→ こちら
詳細をまとめた『日本の音 篠笛事始め』篠笛文化研究社も多くお求めいただくことができました。書籍の詳細 → こちら
篠笛の出自である祭の笛の雰囲気をご紹介するための動画。
祭の篠笛だけではなく、わずかな時間でしたが三味線音楽の篠笛もご紹介できて良かったです。同じ篠笛でも祭の笛と三味線音楽の笛とでは以下のような違いがございます。
祭囃子(篠笛・太鼓・鉦など)→ 各々が限界まで自己主張の傾向
三味線音楽(歌・三味線・篠笛/能管)→ 各々が互いの調和をはかる
祭の笛によく使われる古典調の篠笛の調律の話、三味線音楽に親和性の高い邦楽調(唄用)の篠笛の誕生秘話など、これまで一般に知られていなかった篠笛の歴史についてもお話することができました。
香織さんには随所で笛師としての立場からコメントしてもらい、後半には篠笛ができるまでの過程を紹介してもらいました。
第二部は篠笛体験(ワークショップ)。定員の30名は満席となりました。
皆さん気合の集中力で、良い音を出すことができるようになりました!第一部の講演に引き続き、ノリの良い皆さまのおかげでとても楽しい会となりました。盛り上がりました!これを切っ掛けに楽しい篠笛ライフを!
写真・動画・実演を活用して、篠笛の歴史文化を通観できたかと思います。これで、ようやく篠笛人生のスタートラインに立つことができました。
篠笛の演奏・講演・体験を心ゆくまで行なうという、夢のような一日でございました。
竹の大会・熊本。とても良かったです。
京都に戻ります。
新幹線の電光掲示板
みずほ
さくら
つばめ
とても美しい大和言葉です。
昨日、篠笛の魅力を知ってもらう切っ掛けとしてドレミの笛や曲も必要では?という意見もいただきましたが、伝統的な曲の中に十分に魅力的なものがあるので、流行曲に流されるのではなく、うちとしては、古典曲を流行させる方向に力を入れたいと改めて認識しました。
楽器としての篠笛は、現行で完成形ですので、これを変えない勇気が笛師には求められると思います。
時代に合わせる、あるいは自然に流行の影響を受けることはありますが、やはり、うちは、100年前、1000年前、そして、100年後、1000年後に吹いたとしても、その時代の日本人の心に響く、曲であったり、笛づくりを目指して参りたいと思います。
みずほ → ライス
さくら → フラワ
つばめ → バアド
に言い換えてしまうと、元の大和言葉への復元は不可能で、
ある時、自国の文化の大切さに気付いても、
ライス → こめ
フラワ → はな
バアド → とり
への変換が精一杯でしょうか・・・ちょっと抽象的な喩えで申し訳ございません。
ん〜やはりもったいない!
新しいものが悪いとは考えておりません。
新たな美しい大和言葉が生まれる土壌を育みたいのです!
皆さま良い知恵をお貸しくださいm(_ _)m
ドレミの笛の愛好家の方ともお話をする機会を増やして参りたいと思います。