篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

2019年11月

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11月30日は関東の「よみうり カルチャーセンター」合同発表会・ミュージックフェスタ2019(渋谷・さくらホール)。生徒さんとともに演奏いたしました!

心地良い響きを感じながら楽しく演奏することができました^_^

教室は「よみうり カルチャー・恵比寿」第4 水曜日の夜と木曜日の朝です。ご見学もいただけます。皆さま是非!

教室の詳細はこちら → 
http://www.taminouta.com/001-lesson.html

本日は篠笛の門下生の皆さんの自主稽古の会「笹音会(ささのねかい)」(大阪)の皆さんが篠笛の演奏^_^ 大阪市北区の社会福祉協議会の催しでの披露でした!良い音が響いていたと思います。夕刻からは食事をしながら篠笛ネタで「滑らない話」!楽しいひと時でした^_^
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「笹音会(ささのねかい)」は篠笛教室の生徒さんたちの自主稽古の会で大阪と東京にございます。

篠笛教室(京都・大阪・東京)の詳細はこちら
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天の原さやけき月は御皇孫(すめみま)の
宮居の照らす豊の明かりか 〈玲月〉
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夜、月が美しく照り輝いていたのを見て、太陽の光は月を通すと、かくも清らかな光となるのだなあと改めて思うとともに、天皇皇后両陛下がご奉仕される大嘗宮の儀に想いを馳せました。朝、眼が覚めると、まだ西の空には月が上がっておりました。夕刻六時半に始まった神事の終了は夜中の三時だったとのこと。昨晩はぐっと冷え込みました。大嘗祭の翌日は豊明節会(とよのあかりのせちえ)が営まれました。皇居の豊明殿で行われる大饗の儀がこれにあたります。大嘗祭の後宴で、ハレからケ、祭から日常に戻るための解斎の行事です。令和の御代、清く正しく美しく在りたいと思います。

忠岡町町制80周年記念事業「伊勢大神楽〜清らかな獅子舞と放下の曲芸」(山本勘太夫社中)大盛況でした!忠岡町に伊勢大神楽が訪れるのは約40年ぶり。皆さんの懐かしいお話も沢山お聞きすることができました。冒頭で「神楽とは何か」「伊勢大神楽の魅力と特徴」「各地の祭に残る伊勢大神楽の記憶」についてお話させていただきました。
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総舞の披露の前に、各戸を訪れる「コソギ(戸禊)」を舞台で再現。「かまど祓い」と戸前での「悪魔祓い」。何と、忠岡町の担当の方が「かまど」をご準備してくださいました!桜とうちの母には事前に村人役をお願いしておりましたが、お客様の中からもご参加いただきました。桜にとっては、保育園のレベルを越えたリアル学芸会となりました!
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総舞では「鈴の舞」「扇の舞」「水の曲(皿の曲)」「献灯の曲」「神来舞(しぐるま)」「魁曲(らんぎょく)」を披露。おおよそ「舞」と付く演目が「奉納型神事芸能」の性格が強く、曲と付く演目が「娯楽型神賑芸能」の性格が強い傾向があります。万歳もこなすチャリと呼ばれる道化師が太夫の本芸をもどき会場は爆笑の渦に包まれました。皆さま、懐かしさとともに、見たことのない演目にも感動していただき、温かな雰囲気に包まれました。
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総舞の後は、和田忠岡町長さまと、山本勘太夫さん、そして、私、森田玲の三名での鼎談。はじめて伊勢大神楽に入った時、先代親方(お父様)から引き継いだ時の心の動き、覚悟についてもお話をお伺いしました。

「花形であり、同時に修得が難しい放下芸(曲芸)の特訓を始めたのだけれども、獅子でお祓いをするという神事的な役割に、昨日までただの若者であった自分が携わって良いのかどうかという疑問を抱くようになった。そして、まずは、宗教者としての知識と心を育むべく、様々な関連書籍を読みあさった」との発言が印象的でした。

僕の篠笛奏者としての立場は伊勢大神楽に比べると格段に気楽なものではありますが、篠笛という歴史ある楽器を吹く、教えるにあたって、勘太夫さんの想いに共感する部分が少なくありませんでした。篠笛を持っているだけで、時に他分野の日本文化に関する発言についても、聞き手側が疑いなく信頼してくださることも少なくなく、果たして自分に篠笛を語る資格があるのかという問いを、日々、考えながら生きている自分の姿と重ねながら、心を新たにした次第です。

とにもかくにも、少年のような、和田町長の笑顔が、伊勢大神楽の、いとも簡単に世代を越える浸透力の強さと普遍性を物語っていました^_^

ご来場の皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました。これを機に是非、忠岡でも伊勢大神楽の復活を!

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「伊勢大神楽〜清らかな獅子舞と放下の曲芸」。午前中は「こども園」におじゃましました!獅子舞にびっくりして大泣きの子供たちに混じって「お獅子かわいい!」というスーパー園児の発言にびっくり。ほのぼのとしたひと時でした。

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唐獅子の日の本すみて赤らめる 伊勢の御カミに照れる姿か 玲月
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唐獅子が日本に渡って来て千数百年。官制の神社や寺院の祭、産土の民俗芸能として地域色豊かに変化していった獅子舞。その中にあって、伊勢大神楽は日本の獅子舞の一つの到達点。天照大神の神札を以って伊勢信仰を支え、緋色の唐獅子に宿る夕星(金星)の霊気を以って悪魔を祓い、聖獣である獅子が時に鈴や御幣といった採物を採って大和式の神楽を舞うかと思うと、古く伎楽に通じる人並み外れた曲芸で見るものを圧倒する。これらカミの至芸を繋ぐのは、ヒトの言葉である万歳であり本芸を擬くチャリと呼ばれる道化師である。構造的には能と狂言にも通じる絶妙の構成で、祭における神事と神賑の在り方とも重なってくる。

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