篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

2020年05月

皆さま


おはようございます。緊急事態宣言が全国で解除となりましたが、まだまだ予断を許さない状況です。
 
安全策を採って玲月流の篠笛のお稽古は七月以降の再開とし、六月は各地の動向を注意深く見守りたいと思います。
 
お稽古お休みの期間 6月末日まで(7月以降は様子を見て判断)
  
笛を吹く機会が極端に減っている門下生の皆さんもいらっしゃると思います。
 
このような状況下でも「やれること」ことがございます。
 
それは、心と身体の調子を整えることです。
 
篠笛は呼吸が命です。
 
心のゆとりと集中力、そして、それを息遣いに反映させることができる身体作り・・・
 
お稽古が再開されて後、技術的なことはいくらでも取り返すことができますので、元気いっぱいでお稽古に参加できるように、ご準備ください。
 
兎にも角にも、健康第一でお過ごしいただければと存じます。

おけいこ2

玲月流 篠笛奏者 森田玲

最近、国レベルでも小学生でもわかる「ズル」がまかり通っております。京都でも大問題が一つ。「京都芸大名称問題」・・・この件について何度も私の意見を述べておりますが、これだけは何としても阻止せねばなりません!今年の四月から「京都造形芸術大学」→「京都芸術大学」となりました。皆さんご存じのように、「京都芸術大学」と言えば誰もが「京都市立芸術大学」を思い浮かべます。
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「芸術」の分野は「誰が何を作ったか」という「権利」が最も重要視されるはずです。
「造形大」は学校側が生徒に「良さそうなネタがあれば法律に触れないギリギリの範囲でパクりなさい」と言っているようなものです。
「京芸」と「造形大」は、歴史や校風が異なります(優劣の問題ではなく)。姉妹校でも何でもありません。
ところが、今後、プロフィールや自己紹介で「京都芸術大学」と述べられていた時には、受け手は、完全に「造形大」を「京芸」と間違って理解するか、少し事情を知っている人なら、いちいち「どっちの京都芸大ですか?」と尋ねなければなりません。
「芸術の世界」において「出身校」の重要性は大きいです。それが全てではありませんが、あらゆる場面で「名前が効いて」きます。

端的に述べると「ブランドのタダ乗り」です。
 
とにかく、こんな、ややこしい話は抜きにしても、小学生でもわかる自明の愚行です。
「京都市立芸術大学」側の損失は言うまでもなく、「京都芸術大学」(造形大)の、現役生、卒業生、未来の生徒にとっても、不利益はあっても益はありません。
 
昨日、関係者の方から「京都市立芸術大学」(被害者の方)の同窓会が署名を集めているとのご連絡をいただきました。
詳細なご案内はこちらのPDFもございます(http://kyogei-ob.jp/…/…/uploads/2020/05/200406-signature.pdf
ご案内をお読みいただき賛同いただける方は是非、こちらからご署名をいただければ幸いです。
https://pro.form-mailer.jp/fms/13130a45186996
 
署名や賛同のお願いを不特定の方にオープンにするのは人生で初めてでございます。
 
これは「芸術に携わる者」にとって「対岸の火事」ではありません。
私の篠笛人生20年の中でも、篠笛の名称、音曲の無断使用全国配信、篠笛の写真、団体名、なりすまし、など何度もパクリの被害を受けております。
 
「京都芸大名称問題」・・・一体誰が得をするのでしょうか?否、得をする人がいるからこそのゴリ押しなのでしょう。さりながら、それは「芸術を創造する者」の得にならないことだけは確かです。
 
皆さま、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 
京都市芸術文化特別奨励者:森田玲(玲月流初代 篠笛奏者)

6月7日の有斐斎弘道館講座「日本の音を吟味する~ドレミがなくても大丈夫♪」はオンラインでの講座となります。
弘道館オンライン

詳細 → https://kodo-kan.com/classes/nihon-oto/
 
対面での講座とはならず残念ではありますが、遠くの地域の方にもご参加いただけることはメリットでもあります!
 
6月7日(日)11時より 参加費2000円
 
講 師:森田 玲(玲月流初代篠笛奏者)
ゲスト:林宗一郎(観世流能楽師シテ方)
 
皆さま是非!

★第0回オリエンテーションはYouTubeでご覧いただけます。
→ https://youtu.be/D0_KaSByi7A (無料)

日本の音を吟味する(チラシ)

 日本の芸能・洋楽・民族音楽の実践者をゲストに迎えて日本の音を再考します。
 
明治以降、洋式の学校音楽教育によって日本の常識となったドレミ。
伝統芸能の現場でもドレミや五線譜が多く見られるようになりました。
日本文化を西洋文化を介して理解する現代日本ーその功績とは?
日本の音を素直な耳で直接楽しむ方法を模索すべく、祭囃子で育った篠笛奏者が
様々な分野の音の表現者とともに日本の音を吟味します。

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