<奉納演奏>
午後1時より本堂にて法要、奉納演奏。
門下生の皆さんは「桜」と「篠楽」。
私は「月」と「カミあそび」を奉納。
風に流れるほのかなお香を感じながら心を静めての奉納演奏。
篠笛の音が堂宇に響き渡りました。
<発表会>
午後2時からは門下生による発表会。
大輪の間にてお庭を背景に演奏いたします。
お陰様で満員御礼!
今回で15回目の発表会。20名が順に日頃のお稽古の成果を発表します。
今回で15回目の発表会。20名が順に日頃のお稽古の成果を発表します。
一週間ほど前から緊張して本番が心配という人も少なくなかったのですが(笑)、
今回は「一音でも自分の納得する音が出たら成功」と伝えました。
本番で一曲を通して隈なく満足のいく演奏をすることは私でも不可能です。
心を静めて一音、また次の一音と、良い音を練っていきます。
良い音が出た時は、お庭に響いた音も返ってきて、空間の広がりを感じさせます。
開始の合図として、桜の太鼓と香織さんの笛で寄席囃子(「篠楽」)。
今日は娘の桜(4歳)の初舞台でもあります。
一人目は桜の「七の音」!
それぞれ課題はありますが、皆さんよく吹けていたと思います。
大きな拍手をいただいた生徒さんもいました。
<演奏会>
午後3時半からは演奏会。
「序の笛」の道楽から「カミあそび」。
お客さまもノリの良い方が多く楽しく演奏を進めることができました。
今回は香織さんと「四方(よも)の景色」「岸和田祭だんじり囃子の笛」「蛍の舞」「秋の音」など篠笛の二重奏を沢山演奏しました。
篠笛は二管の音程と音色が揃うと、広がりが何倍にもまし、吹き手や利き手を篠笛の音が包み込みとても心地良い空間を生み出します。
後でお聞きしたのですが、我々が二重奏を吹いていた時に2匹の蝶々が我々の後ろを飛んでいたようです。
篠笛の古典曲は祭の笛
お客さんのリクエストで「伊勢大神楽」も演奏しました。
毎年、秋のお月見の会ではライトアップされたお庭での演奏をさせて頂いておりますが、
日中に空気感はまた違った趣きがあります。
途中、桜が演奏したいと言い出して、親子三人での初共演。
最後は、清少納言の『枕草子』にある「笛は横笛・・・ほのかに聞こゆるもいとをかし」を演出するため、
笛の二重奏で退出しました。
皆さんとともに、すばらしい時間を共有させていただきました。
<打ち上げ>
次の目標に向かってがんばりましょう!