篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 日本の祭(神事と神賑行事)と文化

建設コンサルタンツ協会の会報誌「Consultant」Vol.284は「祭り」特集。私も執筆させて頂いております。すべての記事がPDFでご覧いただけます(https://www.jcca.or.jp/kaishi/284/284_contents.html)。
コンサル

「祭の音」をテーマに、という依頼がございました。特定の祭囃子(地車<だんじり>や伊勢大神楽など)について記すことはあっても、全国的な観点から「祭の音」について書いたのは今回が初めてかと思います。

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風俗歌舞(くにぶりのうたまい)-祭が育む日本の音-
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主題は「祭の音」ですが、故あって、ますは現代日本の音楽環境について述べることから始めました。「西洋化した日本の音風景」「古代アジアの音楽摂取」「祭の中は日本音楽」「神事と神賑行事」「祭の社会的役割」「祭芸能の性格三態」「学校教育と民俗芸能」「風俗歌舞と未来の子供たち」。リコーダーと篠笛風洋楽調横笛(ドレミの笛)につても触れております。

私の記事はこちら → https://www.jcca.or.jp/kaishi/284/284_toku3.pdf

その他の興味深い記事が沢山ございます。是非ご覧ください!
→ https://www.jcca.or.jp/kaishi/284/284_contents.html

今年の天神祭は地車講(じぐるまこう)にお世話になりました。大阪天満宮の社報「てんまてんじん」第76号に「地車(だんじり)を生んだ天神祭-モデルは豪華絢爛の川御座船-」を起稿させていただいております。
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昭和40年代に岸和田から広まった「地車の発祥は修羅(重量物を運ぶソリ)という珍説」が未だ亡霊のように漂っております。

地車のモデルは「川御座船」であることは「歴史史料」と「各地に伝わる地車の部材名や曳行方法」などから見ても明らかです。ご一読いただければ幸いですm(_ _)m
てんまてんじん

より詳しくは、以下の2冊をご覧ください。

『図説だんじり彫刻の魅力』
http://shinobue.blog.jp/archives/19139064.html

『日本の祭と神賑』
http://shinobue.blog.jp/archives/19139195.html

「図説だんじり彫刻の魅力」発刊記念映像が完成しました!私、河合賢申の新作「国生み 日本濫觴」の製作過程を、とても美しい映像に仕上げていただいております!
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『図説だんじり彫刻の魅力』の購入方法のご案内

まだ在庫はございますが、お求めの方はお早めにお申し込みください。

★見本ページ →  http://www.taminouta.com/img/PDF/danjiri-sample.pdf

1冊3240円(本体価格+税)

(1)直接販売
  「だんじり彫刻研究会」事務局(賢申堂内)までお越しください。
  〒596-0074 大阪府岸和田市本町7-19(紀州街道沿い)
  電話 072-438-1068
  <地図> → https://goo.gl/maps/ASLfnLwUK6XzEPcB8

(2)通信販売
  下記の口座に「書籍代」と「送料・荷造り料」をお振り込みの上、

「お名前」「郵便番号」「ご住所」「お電話番号」を( kenshindou915@gmail.com ) までお送りください。

  ※ 週一回の発送となりますので、到着まで時間がかかることがございます。

  ・「書籍代」 1冊3240円(本体価格+税)×冊数
  ・「送料・荷造り料」
    (ア)1冊~2冊 500円 
    (イ)3冊以上 1000円

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振込口座 ゆうちょ銀行
  記号 14080  番号 81252121
 口座名 だんじり彫刻研究会

<ゆうちょ銀行以外からのお振込の場合>
店名 四○八(ヨンゼロハチ) 店番 408
普通預金 8125212
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8月18日(日)は弘道館にて講座「日本の祭と神賑」です。今回のテーマは都市祭礼に出る「神賑の祭具」の表記について考えます。

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メディアでは一括して「山車(だし)」と呼ばれることがほとんどですが、この呼び方に違和感を持っている人は多いはず。「山車」は明治以降に一般的になった表記・読み方で、江戸の天下祭における一表現でした。その反省に立って祇園祭に出る様々な「神賑の祭具」の分類案を元に「山・鉾・屋台」という表記が生まれ、先日のユネスコ無形文化遺産登録の際もこの表記が用いられました。ただし、この枠組みから漏れる「神賑の祭具」も少なくなく(「山車」の100倍は良い表現ですが)、ここで思考停止する訳には参りません(地車〈だんじり〉と太鼓台はいったいどこに入るのか?)。私も完全な結論が出ている訳ではありませんが、祇園祭と天神祭に出る「神賑の祭具」から、新たな分類法の糸口を掴みたいと思います。皆さま是非!

お申し込みはこちらから → 
https://kodo-kan.com/classes/kyonomatsuritokaminigiwai_2/

先日、祇園祭で台湾の民俗学者・林承緯先生にお会いし『日本の祭 ー 魂と美の再発見』を賜りましたm(_ _)m 全カラーで美しい写真と中国語での解説。中国語圏の人にも日本の文化を知っていただける絶好の機会ですね。
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拙著『日本の祭と神賑』創元社も参考文献にあげて頂いておりますm(_ _)m 中国語の文書で「神賑」の文字が印刷されたのは初めてではないでしょうか(おそらく「神賑」は日本で作られた単語)。


台湾には日本の統治時代以降にも、その時代を懐かしみ日本の鳳輦型神輿を基にした神輿を新調したりしているようです。戦中には大坂型の地車(だんじり)も曳行されました。機会を見て林先生とじっくりお話をしたいと思いました。

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