篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 日本の祭(神事と神賑行事)と文化

いつもお世話になっている「弘道館」にて講座を開催ただくことになりました!弘道館は急激に姿を消しつつある京町家を保存し、その景観や文化を守ろうとする有志の皆さんによって運営されております。講座にご参加いただくことが、その保存活動に繋がります!度々篠笛を吹かせていただいておりますが、今回は「祭の話」でご協力できればと思っております。皆さま是非!
弘道館・講座(アウトライン)
心で読み解く 京の祭と神賑(かみにぎわい)ー全6回ー

※1回ごとの受講でもお楽しみ頂けます!
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第1回「神賑行事とは何か?-祭を読み解く羅針盤-」
6/24(日)11時~12時半
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受講料 2000円
会場 有斐斎 弘道館

講師 森田玲(もりた あきら)
玲月流初代・篠笛奏者/京都市芸術文化特別奨励者
『日本の祭と神賑』創元社/『日本の音 篠笛事始め』

チラシPDF
→ http://shinobue.blog.jp/ko-do-kan.pdf

お申し込みはこちらから
https://kodo-kan.com/classes/心で読み解く-京の祭と神賑(かみにぎわい)/

◇ 葵祭・祇園祭・時代祭といった京都の祭を中心として 「神賑」をキーワードに多様な祭の文化とその本質を読み解きます。

◇本講座では、祭を「神事」と「神賑行事」という二つの局面に分けて話を進めます。

◇「祭」の中で、ヒトの意識がカミ様に向いている場面が「神事」。ヒトの意識がヒト(氏子同士や見物人)に向いている場面が「神賑行事」です。

◇祭の目的は? 祭の役割は? 祭は誰のもの?

◇ヒトの心の動きに注目し、祭の「過去」「現在」「未来」について考えます!


<平成30年>
6/24(日)「神賑行事とは何か?」-祭を読み解く羅針盤-

8/5(日)「神幸祭」-カミの道行きと神輿の発達史- 

10月 「祭の春夏秋冬」-祈りと鎮魂-

12月 「 神楽と神饌」-芸能の役割とカミ様の献立表-

<平成31年>
1月 「心で読み解く京の祭」 -葵祭・祇園祭・時代祭-
3月 「祭は誰のものか?」

読売新聞さんから『関西よみうり懇話会』vol.5をお届け頂きました。
昨年7月掲載の「論~祭りのこれから」を収録いただいておりますm(_ _)m
よみうり懇話会(小)

関西よみうり懇話会「論~祭りのこれから」

<祈りの形 守り続けて> 森田玲 篠笛奏者(聞き手・木須井麻子)
『関西よみうり懇話会』Vol.5(2018年)

僕にとって祭りの原風景はだんじりです。大阪府岸和田市や周辺の町では、秋の祭りで唐破風屋根に車輪のついただんじりが曳行されます。母の実家がある岸和田市で中学2年まで、だんじりの曳き手を経験したのです。

にぎやかなお囃子、提灯の明かり。五感に響く非日常の出来事でした。大人とおそろいの法被を着ると、地域社会の一員だと感じました。

変化に気づいたのは約20年前、大学時代です。お囃子の篠笛の音がどうも前ほど響かない。理由を調べると、元は1.2センチほどだった笛の内径が2割細くなっていた。吹きやすいけど音の小さい笛がはやっていたのです。

曳き手を鼓舞する伝統のお囃子を取り戻したくて、本来の笛を扱う楽器店を開き、自分でも演奏を始めました。理解してくれる人が少しずつ増え、最近、かつての響きが戻ってきています。

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祭りは日本、そして地域の文化が凝縮され、共同体の核でもあります。江戸時代、岸和田城下の祭りを通して定着しただんじりも、地域の気風を色濃く伝えています。貴重な文化遺産を、後世に継承していかねばなりません。

今後を考えるうえで、他の地域の祭を知ることも大切でしょう。僕は10年かけて東北から九州まで約120の祭りを見て歩きました。
魔をはらう獅子舞を家々で演じる伊勢大神楽は、三重を拠点に近畿や中国地方も巡ります。伊勢参りに代わる場だったようです。広島の「壬生の花田植」は、菅笠に絣(かすり)着物姿の女性が囃子に合わせて田植えをします。豊作の祈りが娯楽にもなっていました。

どの祭りも、その地で代々暮らしを営んできた人々の心と風土を映しています。

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伝統ある祭りに共通する構造があります。神事と神賑(かみにぎわい)によって成り立っていることです。神事は神に祈りをささげる儀式、神賑は神を意識しながら人々が交歓する行事、だんじりの曳行は神賑です。

近年、神賑が土日に変更される傾向がみられます。神事との分離が進むと単なるイベントになりかねません。培われてきた祈りの形を見失わずに続けていきたいですね。

2017年7月21日 読売新聞に掲載分

昨年の秋にご注文いただいていた特注の篠笛が完成しました!

四日市(三重県)は諏訪神社の四日市祭で、南浜田の獅子舞で使われる篠笛です。
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今回は籐巻きの作業がなく、また音階が独特のため指孔の当たりをつけることが難しいため、私、森田玲の出番はなく、弊社、篠笛文化研究社の笛師・森田香織が最初から最後まで担当。
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私も製作工程の随所で吹き比べて確認。見本の笛と寸分違わぬ響きに仕上がりました(ほんのわずかですが、隠し味を入れて、吹きやすく、音の響きが増すように工夫を凝らしました)。

うちの標準の笛は素竹ですが、今回は表面もすべて漆塗。漆黒になるまで、何度も塗り重ねては磨く作業を繰り返しますので、少し時間がかかりました。

お嬢さまへのプレゼントの笛のため何か管頭に飾りを、とのご依頼を受け、飾り金具を埋め込みました。

「京師ーみやこー」の注文が入るともちろん嬉しいですが、やはり地元の笛の特注品で喜んでいただけた時に、笛屋をやっていてよかったと実感します。

良い笛の音が受け継がれていくことを願っておりますm(_ _)m

度々お世話になっている四国は讃岐「豊浜ちょうさ会館」にて講演会を企画して頂きました。

太鼓台(当地ではチョウサ)のルーツに迫ります!
その発祥や形態、名称の起源をたどっていくと、大坂や京都ほか、全国各地の様々な祭とリンクします。

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皆さま是非!
ちょうさイベント2018【最終】
記念講演「祭のカタチ~ちょうさ太鼓のルーツに迫る!」
2018年2月12日(月・休日)13時~(無料)
場所 豊浜ちょうさ会館(香川県観音寺市)
問い合わせ 0875-52-5500
〒769-1601 香川県観音寺市豊浜町姫浜982


講師 森田玲(玲月流初代・篠笛奏者)

<プロフィール>
玲月流初代・篠笛奏者
(株)篠笛文化研究社 代表取締役

・文化庁芸術祭新人賞受賞
・京都市芸術文化特別奨励者
・京都大学農学部森林科学科卒

主な著作
『日本の祭と神賑』創元社
『日本の音 篠笛事始め』篠笛文化研究社


12月24日は三重県は桑名、増田神社にて伊勢大神楽(いせだいかぐら)の総舞。
山本勘太夫組の皆さまをはじめ伊勢大神楽の皆さまにお世話になって15年以上が経ちました。
毎年ご挨拶に参っております。
伊勢大神楽の笛は、岸和田の地車(だんじり)の笛とともに、玲月流・篠笛の原点。

伊勢大神楽の獅子舞の特徴の第一は、聖獣である唐獅子がヒトの如く鈴や御幣で採物舞も行なうこと。
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放下(ほうか)と呼ばれる曲芸も必見!

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写真 森田玲『日本の祭と神賑』創元社

清らかな篠笛の音が鳴り響く中、壮麗な獅子舞、放下の至芸、万歳の話芸を堪能いたしました。
<鈴の舞>
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<献灯の曲>
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<神来舞(しぐるま)>
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<玉獅子の曲>
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<魁曲(らんぎょく)>
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また来年のこの日に向けて充実した一年を過ごしたいと思います^_^
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今年も伊勢大神楽のお獅子に桜4歳の頭を噛んで頂きました!
今年は号泣せず…成長しました^_^

桜0歳

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