篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 日本の祭(神事と神賑行事)と文化

8月5日は、弘道館での講座・第2回「心で読み解く京の祭と神賑(かみにぎわい)」。今回は祭の核となるカミ様の道行きと神輿の発達史。少し篠笛も吹きました!20名を越える皆さまにお集まりいただき、とても有意義な会となりましたm(_ _)m。
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次回は10月「祭の春夏秋冬」詳細はこちら ↓ 皆さま是非!
http://shinobue.blog.jp/archives/9057882.html

祭ってなに?という基本中の基本を私もまだまだ理解できていません。以下、試論。

<祭とは>年に多くは一度、その土地の産土神が鎮まる神社を核として、氏地の環境・氏子の精神状態を、日常(ケ)とは異なる次元(ハレ)に移行させることによって、共同体の活力を更新するための「民俗知」。日常の行為を極端に様式化した「神事」と、極端にハメを外した「神賑行事」とで構成される。「祭」が有効に働くためには「神事」と「神賑行事」とのバランスのが大切。その土地の歴史、時間を越えた過去・現在・未来の氏子の連帯が喜びをもって認識される瞬間であり、現代社会では認識が難しくなっている人智を越えたカミ(自然の力・霊的な存在)を実感できる貴重な機会である。森田玲2018


 
  
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少し遅れましたが7月後半のご報告です。

大坂地車囃子
7月21日は、度々世話になっている今福北之町の夏祭へ。ヂキジン・ヂキジン・ヂキジン・コンコンの地車(だんじり)囃子に桜もハイテンション!国立民族学博物館・研究員の神野さんもご案内。
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大坂の地車(だんじり)に特有の龍踊り!地車が楽車と記された頃に地車の舞台で披露された芸能の系譜…ダンジリ囃子に乗せて恍惚の彼方へ!
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下鴨神社・みたらし祭
7月22日は、下鴨神社の「みたらし祭」!ひんやりとした御手洗池に足を漬けると身体に籠った熱が一気にクールダウン!ローソクを貰って池中の斎火を頂き水源の井上社に奉りますm(_ _)m 禊の習俗です。
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秩父神社・薗田稔宮司さま
7月24日は、秩父神社に参りました!拙著『日本の祭と神賑』創元社の書評を賜りました薗田稔宮司さま(京都大学名誉教授)にご挨拶。薗田先生の『祭りの現象学』弘文堂に記された「祭の概念図」の解釈と、それを元とした私の作図に問題がないかのご相談でしたm(_ _)m 示唆に富むお話を沢山賜り、2時間ほどの滞在でしたが、1年2単位分の講義を受講した気分です^_^ 元々写真が苦手な私ですが…緊張の余り顔が引きつっております(笑)
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大塚竹管楽器~邦楽調(唄用)篠笛「雲雀~ひばり~」

夕刻、秩父から東京へ!夜は長いお付き合いになる大塚竹管楽器(獅子田)さんと打ち合わせ…新商品、邦楽調(唄用)篠笛「雲雀-ひばり-」のチラシが完成!

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こちらの笛は篠笛文化研究社「京師-みやこ-」と規格を合わせるべく私も協力させていただきましたm(_ _)m

なるべく古典調の篠笛の指孔の大きさや配置を保ちながら日本十二律に基づく音階を実現、自然な指運びでピロピロと鼓膜に響く指打ち音、そして獅子田に特徴的な歯切れの良さが魅力です。

雲雀対応商品として、玲月流初代 篠笛奏者・森田玲
教本『日本の音 篠笛事始め』CD「日本の音 篠笛」
も掲載いただいております!

「雲雀」は、篠笛文化研究社でもお取り扱いしております。どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

東京藝術大学
7月25日は、篠笛関連の資料の閲覧のため東京藝大へ…それにしても暑いです。
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ダンジリの語源(法政大学)
夕刻は、ダンジリの語源を訪ねて法政大学の能楽研究所へ!
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篠笛・東京(恵比寿)教室の交流会
夜は、玲月流・篠笛教室(東京・恵比須)の夜の部(水曜日)と朝の部(木曜日)の交流会でした!盛り上がりました!
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渋谷・金王八幡さん
7月26日は、渋谷の金王八幡さんへお参りm(_ _)m 10時半から恵比須にて篠笛教室でした。
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福原流・笛方の福原寛さんと会食
夜は、福原流・笛方の福原寛さんと会食^_^ 篠笛の話と篠笛の話と篠笛の話で盛り上がりました!東京に参る楽しみが増えました^_^ 素敵なお店もご紹介いただきましたm(_ _)m
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怒濤の一週間でした。この次の日は始発の新幹線で京都に戻って篠笛こども教室です!

7月14日(土)は恒例の岩戸山にて恒例の祇園祭・宵山「天岩戸のカミあそび」!40度に迫る暑さの中、今年も多くの皆さまにお集まりいただくことができました。

祭という特別な空間、曳山と提灯を背景とした歌舞音曲は、やはり独特の味わいでした。

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第一部<奏楽>

一、篠楽〔森田玲 作曲〕
二、粽売りの歌・四方の景色〔京のわらべ歌〕
三、馬鹿囃子〔伊勢大神楽〕
四、花舞扇〔森田玲 作曲〕
五、月に桜〔森田玲 作曲〕

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岩戸山の高橋会長のご挨拶
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私は厄除け粽と生粽のPR!
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第一部は篠笛の独奏、二重奏、太鼓とチャッパとのお囃子です。
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「月に桜」を演奏したのは五年ぶり!

私、日本一演奏の機会の少ない篠笛奏者のため、中々、笛の音をお聞きいただく機会もなく・・・「第一部」の動画(フルバージョン)を以下にアップいたしました。お時間ございましたら、是非、ご覧いただければと存じます。




第二部<歌舞音曲>

「天岩戸のカミあそび」国生み~天の岩戸開き

岩戸山の御神体であるアマテラスオオミカミ、イザナギノミコトに因み

観世流能楽師・林宗一郎さん、独楽太鼓奏者・植木陽史さん、そして、私、森田玲と森田香織の篠笛で、アメノウズメノミコトが舞う「天岩戸開き」を披露


歌舞 林宗一郎 作
音曲 森田玲 作

 舞 林宗一郎〔観世流 能楽師〕
篠笛 森田 玲〔玲月流初代 篠笛奏者〕
篠笛 森田香織〔玲月流 篠笛奏者〕
太鼓 植木陽史〔独楽代表 太鼓奏者〕

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導入はイザナキノミコト・イザナミノミコトの「国生み」。
「こおろこおろ」と鉾でかいてオノコロジマを生み、そこに天の御柱を立て、二神は柱を巡ります。
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あなにやしえおとこを

あなにやしえおとめを


おみなのまずいうはよからず


あなにやしえおとめを

あなにやしえおとこを


次に「天岩戸開き」に移ります。

まずは岩戸のそのはじめ
隠れしカミを出ださんとて

八百万のカミあそび
これぞ神楽のはじめなる


笹葉を採ってアメノウズメノミコトが登場。
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「カミあそび」の奏楽に乗って次第に神懸かりしてまいります。
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遂にアマテラスオオミカミの御生れが成って舞を納めます。

宗一郎さんは、これまでの「カミあそび」の中で最高の出来映えだとおっしゃっていました!来年は「面」を掛けての舞台となる予定です。岩戸山の歴史の1ページに関わることができ嬉しく存じますm(_ _)m
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今回は来年の神楽面の完成に向けて試験的に写真とビデオ撮影をお願いしました。写真はいつも素敵な写真を撮ってくださる山本恵美さん、動画は無理を言って祇園祭を見聞に来ていた神野知恵さん(国立民族学博物館研究員)にお願いいしましたm(_ _)m

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恩師の柴田昌三先生(京都大学農学研究科教授)が駆け付けてくださいました!竹のプロフェッショナルです!

京大入学(1回目)は北海道の演習林で、再入学時は研究室でお世話になりましたm(_ _)m


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我々の舞台の後はコンチキチンと祇園囃子が夜遅くまで鳴り響きました。

来年も7月14日の「カミあそび」よろしくお願い申し上げます。


日曜日の弘道館講座「心で読み解く京の祭と神賑(かみにぎわい)」充実した会となりました。お集まりいただいた皆さま、弘道館の濱崎さん太田さんありがとうございました!

講座の準備に向けて自身の論も一段、前に進めることができました。

皆さまからの質問やご意見もとても勉強になりました。

第1回は「神賑行事とは何か?ー祭を読み解く羅針盤-」でした。

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第2回は「神幸祭(しんこうさい)ーカミの道行きと神輿の発達史」です!
(8月5日<日>11時から)

1回ごとのご参加でもお楽しみいただけるように工夫しております。

場所もスタッフの皆さんも素敵な「弘道館」での連続講座、次回もお楽しみに!

次回以降の詳細 > http://shinobue.blog.jp/archives/9057882.html
弘道館・講座(アウトライン)

篠笛(だんじり用)飾房一覧!全200種! 完成いたしました!

これだけあれば好みの房が見つかるハズ!

昨年は特注をお受けできずにご迷惑をおかけしましたが、
今年はこちらをご活用いただければと存じます。


☆番号でご注文いただけます!
☆値段も一昨年より二割ほど安くなっております!


篠笛・飾房一覧(PDF)→ こちら
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「お名前」「町名」「ご住所」「電話番号」をご記入の上、
「房の番号」と「注文数」(例:イ201 ×4個)を
メールにてお申し込みください。info@taminouta.com 

・受け渡しまで1ヶ月から1ヶ月半ほどかかります。
・注文の混み具合によってはお受けできないこともございます。
・店頭にも在庫がございます。

ご質問などございましたら、担当(080-6219-9618)までご連絡ください。
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篠笛・飾房一覧(PDF)→ こちら
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