篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 日本の祭(神事と神賑行事)と文化

6月22日(岩戸山)生徒さん有志とともに祇園祭は岩戸山の厄除け粽の準備をお手伝い。町内の昔話をお伺いしながら楽しく作業をさせていただきました。

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夜は童舞のお稽古。
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今年は7月14日が奉祝歌舞「天岩戸のカミあそび」。15日が童舞です。詳細→
http://shinobue.blog.jp/archives/18267252.html

皆さま是非、宵山にお越しください!

6月21日(大坂くらしの今昔館)『図説だんじり彫刻の魅力』の執筆の際に写真の使用許可をいただいた「大阪くらしの今昔館」へ。ビルの中に「天保時代の大坂の町」が再現されております。この時期は夏祭仕様で、御座船型の曳車「天神丸」が展示されております。こちらの「籠船」は組立式で、毎年、4月に組み立てられ9月に解体されます。
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こちらの曳車は元禄年間の製作と伝わります。船体部分は海御座船の、屋形部分は川御座船の特徴を持ち、この船体部分を取り除いたものが地車(だんじり)です。
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現在、こちらの御座船型曳車は「船形山車」として紹介されています。「山車」は、江戸の方言であり、その語源からも、こちらの曳車を山車と呼ぶのは適切ではありません( → http://shinobue.blog.jp/archives/18012767.html )。この件については項を改めます。

6月20日(岸和田市立浪切ホール)長いお付き合いとなる伸栄龍神会の大坂地車囃子の収録でした。

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大太鼓はもちろん、小太鼓、鉦二丁との一糸乱れぬバチ捌きは圧巻!各地に伝播した地車、地車囃子の源流となる天神祭の地車囃子。その源流で育まれ発展した一つの完成形です。

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撮影はミヤシタデザイン事務所、録音はサウンドラボ・ナカタ。世界最強の太鼓に、こちらもベストメンバーで挑みました。乞うご期待!

毎年恒例の祇園祭・岩戸山での奉祝歌舞「天岩戸のカミあそび」、今年も7月14日の夕刻からです。
本年は、来年の本番に向けて、子供たちによる童舞「こどもカミあそび」が15日にございます。
祇園祭の宵山、提灯に彩られた山鉾を楽しみつつ、是非お越しくださいませ。

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チラシPDF→ 
http://shinobue.blog.jp/iwatoyama2019.pdf

祇園祭・岩戸山 奉祝歌舞「天岩戸のカミあそび」
令和元年7月14日(日)

・第一回18時より 篠笛奏楽
・第二回19時半より 奉祝歌舞「天岩戸のカミあそび」

19時より「祇園囃子」

舞  林宗一郎 <観世流能楽師 林家十四代>
篠笛 森田 玲 <玲月流初代 篠笛奏者>
太鼓 植木陽史 <独楽 太鼓奏者>
篠笛 森田香織 <玲月流篠笛奏者・笛師>


7月15日(月・祝)18時より 童舞「こどもカミあそび」

本日は京都・弘道館にて講座「日本の祭と神賑」でした。
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今回はカミ様の移動の目的に注目して神幸祭の意義を紐解きました。

神幸祭は
「ミアレ型」「ミソギ型」「オイデ型」の3パタンに分類することができます。

カミの道行は神輿を用いることが必須ではありませんが、現在では多くの祭で神輿が用いられます。

神輿は
「宮型」「鳳輦型」「円堂型」の3つと、「純鳳輦型」があって、それぞれ来歴が異なります。

★詳しくは拙著『日本の祭と神賑』(創元社)をご覧ください。
こちら

また、祭で用いられる「炎」の意味を「迎え火」「祀り火」「送り火」の三種類に分けて説明することを試みました。概ね成功です。

「迎え火」は、カミ迎えの庭燎(にわび)や、精霊迎えの「迎え火」、
「送り火」は、精霊送りの「送り火」(五山の送り火など)でよく知られますが、
「火」そのものを奉る祭に出会う確率は上記の2つに比べて極めて低くなります。
火防せのカミ様として有名な愛宕さん系の祭がそれに辺り、北山の「松上げ」や、嵯峨の清涼寺の大松明が「祀り火」にあたります。


★次回は8月です。詳細はこちら → http://shinobue.blog.jp/archives/15800319.html 

皆さま是非!

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