篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 「篠笛」教室

先月から桜の篠笛のお稽古をはじめています。

昨年から友人の観世流能楽師の林宗一郎さんに能の謡と仕舞を習っており、正座で座る、お辞儀で挨拶はできるようになっているので助かります。

生まれた時から何となく父と母の口元を見ているからでしょうか・・・・何も言わずとも口の形を整えて吹くことがで、一番の困難は難なく乗り越えました。
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篠笛を構える所作、六の呂の音、篠楽(ささら)の口唱歌をお稽古中。
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大きな声で口唱歌!

今年5月の奉納演奏・発表会に出れるかな?


毎週土曜日は桜のお稽古の日です^_^

先週土曜日の「篠笛懇話会」それに続く「玲月流新年会」大いに盛り上がりました。

あの狭い「玲月流 桜楓庵」に15人以上も入ったことにびっくりです。
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今回は昨年発売の森田玲『日本の音 篠笛事始め』の解説。100ページありますので、単純計算で1ページ1分でも100分かかることになります。

どんどん飛ばしていかないといけないので、事前に話す内容をプリントにまとめてご参加の皆さんにお渡しいたしました。
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各ページの要点、必ず理解して欲しい内容、それを理解するための切り口を、しっかりとお伝えできたかと思います。

夜は桜も参加しての「新年会」。はじめは、ふにゃふにゃでしたが、中盤で慣れてきたのか「もりたのさくらデス」と元気に挨拶し、「六」の音を吹いて、皆さんから拍手をいただきました。

今年の玲月流の目標は門下生の皆さんの劇的なレベルアップ!

透明で瑞々しい音、ほとばしる指打ち音・・・

それを実現するための「篠笛特訓講座」を設けます。

5月の奉納演奏会・発表会に向けて、希望者には衣装(着物・袴)も揃えたいと思っています。

生徒さんの自主稽古の会「笹音会(ささのねかい)」も盛り上がって参りました。

自分もまだまだ勉強不足ですが、篠笛を吹くからには、自分の演奏している楽器について、責任ある発言ができる状態ではありたいですね。

昔、こども教室でやっていたような、門下生向けの「篠笛検定(実技+筆記)」を復活させようかな・・

今週は東京での「新年会」。東京でも「篠笛懇話会」を開催できればと考えております。

有意義な日々でした。

1月から東京・恵比寿で「こども篠笛教室」が始まります。

篠笛の活動をはじめた約20年前から、機会のあるごとに子供たち対象の篠笛教室を開催してきました。
小学校で「笛吹いたことある人?」と聞けば、必ず「リコーダー!」と返ってくる今日、
少しでも小さい頃から日本の楽器に触れることができる機会を提供できればと思っております。

お知り合いの方で興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、お知らせいただければ幸いです。
恵比寿こども教室
東京・恵比寿 よみうりカルチャー

・第4週 水曜日 17:30~18:30  1/24、2/21(第3)、3/21(第3)

・3か月更新 3回 8,100円(うち消費税額600円)

・講師 玲月流初代 篠笛奏者 森田玲

・お問い合わせ 03-3473-5005

>詳細 
http://www.ync.ne.jp/ebisu/kouza/201801-16060020.htm


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篠笛は、祭囃子や日本の歌を吹くことができる竹の横笛です。
初めてでも大丈夫。美しい和楽器の音に親しみましょう!(対象年齢小学3年生〜中学生)

講師は、平成24年度「文化庁芸術祭」新人賞受賞、
平成26年度「京都市芸術文化特別奨励者」認定者。
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今回は「譜面」の活用方法についてのお話です。

篠笛の譜面は明治以降、指孔の押さえ方を数字で示した「数字譜」が一般的で、拙著『日本の音 篠笛事始め』でも、音曲はすべて数字譜で表しています。

(篠笛の習得には旋律を歌で表した口唱歌が有効ですが、これについては機会を改めます)

数字譜は、小学生でもわかる直感的で便利な表記法ですが、練習の間、ずっと譜面を見つめていると、いつまでたっても本番で自信を持って吹くことができず、また、篠笛の音色や表現も向上しません。

今回は、譜面を見ながらのお稽古におけるマイナス点について述べたいと思います。もちろん、運指がわからなくなって、確認するための活用は大丈夫です。

以下、思いつくまま記してみます。
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(1)音色に対しておろそかになる。
試しに音楽CDをかけて部屋を真っ暗にしてみください。音が驚くほどクリアに聞こえるはずです。これは視覚からの情報がなくなり、その分、聴覚が敏感になるからです。玲月流では、視覚情報を減らすことによって、聴覚を敏感にするため、笛を吹く時は「半眼」です(目を完全に閉じてしまうと、目を閉じるという行為に意識が移り、また、重心が不安定になるので半眼とします)。「半眼」の状態で、かつ、どこにも焦点があっていない状態が理想です。見た目にも気になる「まばたき」も「半眼」であればほとんどなくなります。このようにして、極力視覚情報を減らしたいのですが、譜面を用いると、焦点が一点に集中することになり、また、読んで理解するための精神力を費やしてしまいます。譜面を見ながら吹いている時は、音に対する意識がおろそかになっています。

(2)目の前の模範よりも数字譜?
教室でのお稽古の時、前で模範演奏が行なわれているにもかかわらず、ずっと譜面を見つめている人がいます。手の角度や息遣い、指の動かし方などから、沢山のことを学ぶことができます。譜面はいつでも見ることができるので、模範演奏を見ることができる場合は、その観察に集中しましょう。手元に譜面があると、思わず手が伸びるという人は、譜面は鞄の中にしまっておくと良いでしょう。

(3)笛の角度が固定されてしまう。
笛を吹く時は、息の方向と目線の方向が一致することが理想です。そして、顎や笛の理想的な角度は、運指ごとに微妙に異なります。ところが、譜面を見ながらですと、目線の角度が固定され、結果的に笛と唇が必要以上に固定されてしまって、豊かな表現が叶いません。また、正座でのお稽古の場合、数字が読みにくいなどの理由で譜面が膝元にあることが多く、どうしても理想的な顎の角度よりも下を向いてしまいます。笛や顎の角度が固定されると、全体的に単調な表現となってしまいます。

(4)本番では譜面を見られない(見ない)
玲月流では、本番では譜面を用いないので、最終的には暗譜の状態でないといけません。立って吹く場合に譜面台を立てるにしても、座って吹く場合に床に譜面台を据えるにしても、お客さん、あるいは奉納の場合は神仏との間に隔たりができてしまいます。本番を見据えると練習時から譜面を用いない癖をつけておきたいと思います。

以上です。

文字を書くときでも、歌でも舞でも同じかと思いますが、最終的には手本を見ずに自由に振る舞った時に、伸び伸びとした表現が可能となります。好きな曲は、空で歌うことができるはずです。

運指は、指を押さえた状態だけではなく、前の運指からの指の動き、軌道、そして息遣いの変化から、身体が覚えていきます。頭の中で数字に変換してから指を押さえるという作業では、その身体の反応が培われません。譜面を離れてお稽古を重ねると、息遣いの変化や指運びの移り変わりが、次の音を知る手がかりとして働き出します。

まずは一行、譜面をみずに吹いてみましょう。何度かの失敗の後、意外と簡単に暗譜できることに気付くことかと思います。

篠笛教室の場所のお問い合わせが多いので、以下にまとめてみました。

玲月流の篠笛では、全国の皆さんに篠笛の魅力を伝えたいとの想いで、
京都を拠点に、大阪東京福岡で篠笛教室を開講しています。

京都(三条)は個人稽古、
大阪(梅田・天満橋)、東京(恵比寿)、福岡(博多)はカルチャーセンターでの合同稽古です。

京都からですと少し距離がある教室も多いのですが、月に一度、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています(道中は本を読んだり仕事を進めたりしているので、意外とあっという間に到着してしまいます)。

どちらの教室も、真面目に篠笛に取組ながらも、笑いの絶えない明るく楽しい雰囲気でお稽古を行なっています。教室の後の皆さんとのお茶の時間も、楽しみの一つです。

個人稽古は森田香織と森田玲が担当、
カルチャーセンターは私、森田玲が参ります。

体験稽古や見学も可能です。皆さま是非!
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清らかで豊かな音色を楽しみながら、日本古来の旋律に親しみませんか。
1〜2ヶ月で「わらべ歌」「さくら」、
6ヶ月〜10ヶ月で簡単な「祭囃子」を吹けるようになります。
篠笛のお稽古に加えて、四季折々の祭や伝統行事の紹介もいたします。
篠笛は初めて、音楽が苦手、楽譜が読めない、一度チャレンジしたけど断念したという方も心配ございません。
笛を通して、一緒に日本文化の魅力を楽しみましょう!途中入会の方も、基本から丁寧に教えますのでご安心を!
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篠笛教室のご案内→PDF
教室案内



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