篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 演奏・講演会(予定)

6月9日(日)は足立伝統工芸品展にて、東京教室の生徒さんと一緒に篠笛を演奏します。

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この日は大塚竹管楽器(獅子田)さんの「茜(六本調子古典調)」と「雲雀(七本調子邦楽調<唄用>)」を吹きます。

11時30分と14時30分の二回公演です。

皆さま是非!

詳細 → https://www.city.adachi.tokyo.jp/s-shinko/denten.html

5月25日は大分県は中津で「ダンジリ講演!」福沢諭吉先生所縁の地に、移動式芸能舞台としての機能を備えた初期の大坂型地車の特徴が残っております。さらになんと、岸和田とは別系統で「ヤリドリ(ヤリマワシ)」が考案されました!僕が数年前、祭の見物に参るまでは、皆さん、まさか、祇園車が、大坂や岸和田の地車と同じ練物だとは思いもよらなかったようです。ヂキヂン・コンコンの囃子を中津で聞いた時は、鳥肌が立つほど感動しました。

地車のルーツは川御座船。ダンジリ文化は日本遺産!

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講座「豊前中津・祇園車のルーツに迫る!~大坂だんじりと和船の残響~」

日時:令和元年5月25日(土)午後6時~

場所:中津市立小幡記念図書館 研修室
(大分県中津市片端町1366番地1)


講師:森田玲氏 (玲月流初代 篠笛奏者)
文化庁芸術祭新人賞受賞
京都市芸術文化特別奨励者
『日本の祭と神賑』創元社
『日本の音 篠笛事始め』篠笛文化研究社

主催 :特定非営利活動法人 中津地方文化研究所

後援 :中津祇園保存協議会
中津市
中津商工会議所
(一社)中津耶馬渓観光協会
大分合同新聞社
西日本新聞社
(公社)中津法人会

佛教大学四条センター公開講座
「祭の中の神賑(かみにぎわい)-新たな視座から祭を読み解く-」

コーディネーター:八木 透(佛教大学歴史学部教授)
講師:森田 玲(玲月流初代・篠笛奏者)

2019年5月20日(月曜) 15:30~17:00

祭を「神事」と「神賑行事」という二つの局面に分けて捉えると、祭のカタチ、祭の本質がより明確に立ち上がってきます。ヒトの意識がカミ様に向いてる場面が神事、ヒトの意識がヒト(氏子同士や見物人)に向いている場面が神賑行事です。「神賑」をキーワードに、祭の過去・現在・未来について考えます。

神賑


詳細はこちら → https://www.bukkyo-u.ac.jp/…/shi…/course/detail/765/2019/05/

皆さま是非!

毎年恒例の京都での奉納演奏・発表会のチラシが完成いたしました。皆さまお誘い合わせの上ぜひお越しくださいませm(_ _)m
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玲月流 篠笛 奉納演奏・発表会

篠笛で楽しむ 日本の音「篠楽会ーささらのかいー」

令和元年(2019)年5月19日(日)
・13:30 奉納演奏
・14:00 篠笛発表会
・15:30 お楽しみ演奏会

<場所> 御寺泉涌寺 別格本山 雲龍院

<入場料> 無料 (雲龍院拝観料 400円が必要です)
 

玲月流門下生と森田玲による奉納演奏会・発表会です。篠笛は日本古来の竹の横笛です。美しい日本庭園を背景に、日本古歌、わらべ歌、祭囃子、新作曲など、日本の音曲を奏でます。透明で瑞々しい篠笛の音色をお楽しみください

<お問い合わせ>
株式会社 篠笛文化研究社
電話 075(708)2614
E-mail info@shinobue.co.jp

チラシ(表・裏)
PDF→ 
http://shinobue.blog.jp/sasara-no-kai2019.pdf

6月1日(土)は岸和田にて開催の「彫物ひねもす博覧会」で彫師の河合申仁さんと写真家の平田雅路さんとご一緒させていただきます。

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今回の私の役割は「彫物ひねもす博覧会」の主役である太鼓台と地車の両方を、少しだけ学術的な立場から繋ぐこと。
 
「ひね博」の詳細はこちら → https://kishiwada1.wixsite.com/kishiwada-awaji/forum/

 
今回の「ひねもす」という言葉には「一日だけだけれども一日中」という意味が込められております。


切り口は以下の三つです。

(1)太鼓台のルーツは神輿の触れ太鼓。

(2)地車のルーツは江戸時代の豪華絢爛の川御座船(かわござぶね)。

(3)淡路の太鼓台は「だんじり」と呼ばれます。岸和田の地車も「だんじり」。姿も来歴もまったく異なる両者がなぜ同じ「だんじり」と呼ばれるのか。

(3)の謎を解く鍵は、太鼓台と地車が持っていた、地域によっては今も残っている、共通する役割の中にありました。当日の講演では、先行研究の成果を援用しながら、太鼓台と地車のルーツ、そして、「だんじりの語源」に迫って、より淡路と岸和田との距離を縮めることができればと思っています。

嘉永三年(1850)の『皇都午睡』には、大坂の太鼓台の担ぎ歌として「近江に石山秋の月、月に村雲花に風、風の便りを田舎から、唐をかくせし淡路島・・・」と記されています。

布団太鼓では今でもよく歌われる尻取歌の原曲で、40年ほど前には、岸和田でも夜になるとこの類の歌が聞かれました。

大阪湾岸に住む人々にとって、そして、岸の海(きしのわだうみ)住む岸和田の人々にとって、淡路島は日常の風景でした。その逆もまた然りと言えるでしょう。

現在では、岸和田と淡路を行き来するためには、大阪湾岸をぐるっと回って明石海峡大橋を渡らねばなりませんが、海路の往来が一般であった頃は、岸和田と淡路の距離は今よりももっと近いものであったはずです。

今回の企画を通して、岸和田の彫刻のルーツの一つである淡路彫の魅力がより広く知られることになることを願うとともに、岸和田と淡路との親交が深まれば嬉しく存じます。

思い起こせば、幼少の頃、いつも見ていた彫刻は、土呂幕にド迫力に展開されていた「天岩戸開き」でした。私はその時から40年の彫物ファンです。今回の河合申仁氏の新作は、淡路島、そして、新元号にちなんだ「国生み」とお聞きしております。私の彫刻体験の原点である天岩戸開きの全段にあたる日本神話です。個人的にも完成がとても楽しみです。

また、その国生みを行ったイザナギノミコト・イザナミノミコトが祀られる淡路島の風景、そして、そこで育まれた淡路彫の魅力を平田雅路氏の写真とお話から知ることができることも、もう一つの楽しみです。

彫刻に関する知識に乏しい私ですが、この度は図らずも太鼓台と地車の発達史、だんじりの語源について語ることで、会の末席に加えていただけることが叶いました。

だんじり彫刻の魅力を、少し離れた立場からではありますが、ご来場の皆様にお伝えするお手伝いができれば幸いです。

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