篠笛草子 〜 ほのかに聞こゆるもいとをかし 〜

日本に古くから伝わる竹の横笛「篠笛(しのぶえ)」の随筆。篠笛奏者で篠笛文化研究社代表の森田玲が綴ります。
Essey about "Shinobue" transverse bamboo flute in Japan,by Shinobue player Akira Morita.

(株)篠笛文化研究社が運営するブログです。

カテゴリ: 商品紹介(篠笛・教本・CDほか)

プラスチック篠笛に名前が付きました!

これまで「プラ管」の通称で名無しの権兵衛でしたが、プラスチックほか様々な練習用の篠笛が多く出回っておりますので、名前がないと何とも不都合になって参りました。

名付けて「篠音(しののね)」!

・・・そのままですが、どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

PD F→ http://shinobue.blog.jp/pla-shinobue.pdf
プラ管
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篠音(しののね)
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学校教材用・練習用
プラスチック篠笛
七本調子 邦楽調(唄用)
定価:本体1,700円+税
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学校の教材に適したプラスチック製の篠笛です。わらべ歌や桜などの日本の古い歌、三味線やお箏との合奏、太鼓と合わせた祭囃子など、様々な日本の曲を演奏することができます。

本物の竹の形状と同じように、端から端に向かって笛の太さに変化を持たせることによって、極めて竹の笛に近い音色と吹き応えを実現しました。

音階を整えるための指孔の大きさと配置の工夫は最小限にとどめています。そのため、手の小さな子供たちや初心者の方でも、すべての指孔を無理なく押さえることができ、篠笛の醍醐味である「指打ち」を存分に楽しむことができます。

より多くの人たちに篠笛の音を楽しんでもらいたいとの想いを込めて「篠音(しののね)」と名付けました。

篠笛を通して、魅力的な和楽器、日本音楽の世界に触れてみませんか。
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◎篠笛は全体的な音の高さによって、一般的に一本調子から十二本調子まであります。七本調子は、初心者や子供の手にも馴染みやすい太さの笛で、高くて美しい音色が魅力です。

◎邦楽調(唄用)の篠笛は、わらべ歌や桜などの日本の曲の独奏、三味線やお箏との合奏に適した調律笛です。

◎原型は、邦楽調(唄用)の篠笛の仕様を受け継ぐ笛師・山田藍山が製作。昭和六十年の発売以来、より竹の笛の響きに近付くよう改良が重ねられ、長くご愛用いただいております。
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お問い合わせは「篠笛文化研究社」までよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

移転のご案内

日頃より、当教室運営にご理解ご協力ただき誠にありがとうございます。
さてこの度、店舗及び教室が移転することになりましたので、ご案内申し上げます。

<移転先>
〒602-0805 京都市上京区桜木町413番1号
電話 075(708)2614 ※変更無し

・地下鉄烏丸線「今出川駅」より徒歩 約14分
・京阪電車・叡山電鉄「出町柳駅」より徒歩 約14分

 教室移転開始 7月1日より

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

地図(PDF)→ こちら
移転のご案内


篠笛(だんじり用)飾房一覧!全200種! 完成いたしました!

これだけあれば好みの房が見つかるハズ!

昨年は特注をお受けできずにご迷惑をおかけしましたが、
今年はこちらをご活用いただければと存じます。


☆番号でご注文いただけます!
☆値段も一昨年より二割ほど安くなっております!


篠笛・飾房一覧(PDF)→ こちら
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「お名前」「町名」「ご住所」「電話番号」をご記入の上、
「房の番号」と「注文数」(例:イ201 ×4個)を
メールにてお申し込みください。info@taminouta.com 

・受け渡しまで1ヶ月から1ヶ月半ほどかかります。
・注文の混み具合によってはお受けできないこともございます。
・店頭にも在庫がございます。

ご質問などございましたら、担当(080-6219-9618)までご連絡ください。
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篠笛・飾房一覧(PDF)→ こちら
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篠笛・飾房一覧(PDF)→ こちら

玲月流 日本十二律調音篠笛「京師-みやこ-」邦楽調(唄用)の調律の標準値の表を作成しました。
京師(邦楽調・唄用)の調律
基本的には良い音が鳴っていれば何でも良いのですが、製作の段階では、この表にある振動数を基準としています。


他の和楽器、あるいは他国の楽器との対応を考える時にご活用ください。

PDF → http://shinobue.blog.jp/shinobue-ritsu.pdf

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・日本の音は「壱越」基準として「三分損益法」で算出します。「壱越」の音程は時代によって異なります。

・「京師」は、明治中期にイギリス人の音楽学者、エリス(Alexander John Ellis)が測定した「音叉」の数値:「壱越」=292.7 Hzを基準に「三分損益法」のにより算出た数値を各指孔に割り当てています。

この「音叉」は、雅楽の専門の楽人が調定した「日本音楽十二律ヲ示スヘキ調音叉」で、明治十八年(一八八五)「ロンドン万国発明品博覧会」に出品され、現在は東京藝術大学に所蔵されています。

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表の数値は、おおよその目安です。各指孔の音程には幅を持たせています。これは、十二律の音程にとらわれすぎると、自然な指運びが困難な位置に孔を配したり、極端に小さな指孔(音色が損なわれる)を開けたりすることになるからです。奏者の息遣いによっても音程は大幅に上下します。

「京師」の製作にあたっては、「響きの良い透明な音」と「自然な指運び」、「ピロピロと鼓膜に響く指打ち音」の実現を第一に考えます。篠笛は楽器だけではなく、奏者の息遣いや指使いの工夫をともなって「音色・音量・音程」を練り出す「半作音楽器」です。音を作る過程で醸し出される「篠笛の味」「篠笛らしさ」「篠笛の趣」を大切にしましょう。

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現在、日本音楽の調子笛は、「黄鐘」をAとして、A=430 Hzとして、Aの音から「三分損益法」で各音を算出することが多いようですが、A=430 Hzという数値に歴史的な意義はありません。戦後、Cを「2の累乗」で定める「物理科学ピッチ philosophical(scientific)pitch」<18世紀にフランスの数学者、ソヴール(Joseph Sauveur)が提唱>のC4 (2の8乗= 256 Hz)から平均律のA4≒430.54 Hzを求め、その小数点以下を切り捨てて430 Hzとしたものと推測されます。

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近年、西洋の12平均律を目指した「ドレミの笛(洋楽調)」を「唄用」「歌物用」と呼ぶ事例が散見されます。「唄用(邦楽調)の篠笛」と「ドレミの笛」とでは、その来歴や設計思想が異なりますので、ご注意ください。

篠笛文化研究社・玲月流では、雅楽の笛の音階に準じる「古典調」の笛と名称の次元を揃えるために、「唄用」を「邦楽調」と呼んでいます。
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詳細は森田玲『日本の音 篠笛事始め』(篠笛文化研究社)を参照ください。m(_ _)m

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